(
2011/04/09)
無題
3月11日の地震は、本当に恐ろしい地震でした。
こちらをご覧になっていらっしゃるかたも、そうでない方も、少しでも多くの方が息災でありますように、そう祈ってやみません。
拍手にて私をお気にかけてくださった方、ありがとうございました。
返信が遅くなり申し訳ございません。
私の住む辺りでは揺れが大きく、しばらくの間頭の中が真っ白になったものの、私自身はまったく無事です。
現在実家に居りまして、当分HPの更新が出来ない状態ではありますが、その分書き溜めをしてそのうち一度に更新しようと思います。
今回、物も、人も、場所も、無くしてしまった人がたくさんいらして、なんというか言葉もありません。
一日も早い復興を、というけれど、頑張らなきゃやっていけないけれど、被災者の方々はご自身の体と心を大事に、時々は休んで下さったらと思います。
春から初夏へ、季節の変わり目です、お風邪など召されませんよう、どうかお気をつけて。
こちらをご覧になっていらっしゃるかたも、そうでない方も、少しでも多くの方が息災でありますように、そう祈ってやみません。
拍手にて私をお気にかけてくださった方、ありがとうございました。
返信が遅くなり申し訳ございません。
私の住む辺りでは揺れが大きく、しばらくの間頭の中が真っ白になったものの、私自身はまったく無事です。
現在実家に居りまして、当分HPの更新が出来ない状態ではありますが、その分書き溜めをしてそのうち一度に更新しようと思います。
今回、物も、人も、場所も、無くしてしまった人がたくさんいらして、なんというか言葉もありません。
一日も早い復興を、というけれど、頑張らなきゃやっていけないけれど、被災者の方々はご自身の体と心を大事に、時々は休んで下さったらと思います。
春から初夏へ、季節の変わり目です、お風邪など召されませんよう、どうかお気をつけて。
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(
2011/02/09)
無題
ようやく現在に話が戻ってまいりました。
先が見えてきた気がします。
ブログのデザインを変えました。
変えてすぐ元に戻したくなりましたが、多分慣れないせいです。
一つ印象に残った本や映画の話でも。
以前あげたことがあるものといくつか重複しているかもしれません。
小説
『今夜は眠れない』
宮部みゆきさんの本はほとんど全部読んでいますが、私が一つあげるとしたらこれか、探偵犬マサのシリーズでしょうか。『長い長い殺人』でしたっけ、財布が語る小説も好きでした。
『死神の精度』
伊坂幸太郎さんのお話で読み返したくなるのはこれかなあ。
全部無関係でなく、繋がっているところがいいのです。美容師のおばあさんに惚れてしまう。
『心地よく秘密めいたところ』
墓場の群像劇のような。作者の方が19歳で書いたとは思えません。
テーマは生と死、と言うと重々しすぎてこの物語には似合わない気がします。
あえて言うなら人生に疲れた男の俗世復帰まで……何かが違う。
『トリエステの坂道』
須賀敦子さん。
この方の文章が好きです。イタリアで暮らしたり旅したりする中での情景を描いたエッセー。
『ターン』、『リセット』、『スキップ』
時間を巡る物語。北村薫さんのお話は女性描写が本当にうまい。
あえて言うなら『ターン』が一番好きです。
『きらきらひかる』
江国香織さん、「くに」の変換がでない。
男性二人と女性一人、あまり見かけない三角関係。
主人公の女性の感じがいいんですよね。
『ブラック・ティー』
山本文緒さんの甘くない、でもきつすぎない、ほのかな優しさみたいなものがとてもいい。
この短編集が一番好きです。日常の小さな犯罪を犯す人々のお話。
『イン・ザ・プ-ル』
奥田英朗さん。正直、伊良部さんみたいな人が傍にいたら、人生はきっと楽しいだろうと思います。
お医者さんと、患者さんのどこか非日常的な話。
『クヮイェット・ルームへようこそ』
松尾スズキさん。人生に疲れて精神病院にいれられてしまう女性の話。
ところどころ何かがおかしいんだけれど、それでもほの明るいところが素敵。
『キッチン』『アルゼンチン・ババア』『TUGUMI』
どう生きたら、こんなふうに日常を切り取れるようになるんだろう。
初期のよしもとばななさんの話が特に好きです。
『一番初めにあった海』
大人になった主人公の友人が、木の花を持ってお見舞いに来るシーンと、昔木の元で彼女が話しているシーンが不思議なくらい好き。加納朋子さんは他に、『掌の中の小鳥』の短編集も好きです。
『夜は短し歩けよ乙女』
読むべき。大学生の男女の、なんとなく昭和の香りのする不思議な物語。
『プレゼント』
角田光代さんは他のお話を知らないのですが、この短編の赤ん坊の重さの出てくる話でなんだか泣いてしまいました。
『吾輩は猫である』
夏目漱石。これ、個人的には物語に入れたいです。ちょっと文章に慣れてしまえば猫に夢中になります。
『1973年のピンボール』、『風の歌を聴け』
1973年だっけ。村上春樹さんは羊男のシリーズが好きです。
『クリスマスカロル』
ディケンズはこれしか読んだことが無いです。どこかで、ディケンズを読むとおいしそうな食べ物を見ておなかがすくと目にして以来(『赤毛のアン』かな)、読むのを敬遠しています。
ひねくれたクリスマス大嫌い人間のおじいさんがクリスマスを祝うまでのお話。私はこういうおじいさん、結構好きです。
『赤毛のアン』シリーズ
そばかすのある、感受性の高い聡い少女のお話。多分一番好きかもしれません。プリンス・エドワード島に行ってみたい。ぜひ。『アンの青春』も面白いですが、なぜかあまり耳にしません。おばさん・おじさんが魅力的に見えるお話というのは総じて面白い気がします。
『ブラフマンの埋葬』
小川洋子さん。あえてあの不思議な生き物のお話。ブラフマンはトカゲだったのだろうか。『海』の短編集も好きです。
『いのちのパレード』『図書室の海』『クレオパトラの夢』『象と耳鳴り』
恩田陸さんの物語は結構読んでいるのですが、『月の裏側』と『禁じられた楽園』のようにどろどろした恐ろしい何かが前面に出ている話と、『夜のピクニック』のように現実に即して展開していく話とあって、私はその間を行く話が好きです。もっと短編を出して欲しいと思います。
物語
『魔法のカクテル』
小学生の頃好きでした。カラスと猫が魔法のカクテルを求めて奔走するお話。
あえてあんまり名前を聞かないものをあげましたが、
同じミヒャエル・エンデで『モモ』、『青い石の伝説』、『クレヨン王国と月のたまご』、『ゲド戦記』、『ナルニア国物語』、『童話物語』、『木陰の家の小びと達』、『鏡の国のアリス』、『銃とチョコレート』、『日曜日のパパとママ』、宮沢賢治の一連(銀河鉄道とか双子の星座の話とか)、記憶に残っているのはこれくらい。
後、題名が思い出せないもので、砂をひたすら掘っていたら現れた獏の様な姿の妖精に兄弟が願い事をかなえてもらう分厚い物語と、物語の中の騎士が日常に現れて少年の生活を引っ掻き回す痛快な物語があったのですが、名前がまるで思い出せません。なんだったかなあ。
ゲド戦記は、シリーズの最後の方でゲドが年老いていくところまで描かれていることが私としては新鮮でした。ゲドが海でさまよっているところと、闇の中を手探りで行くところの描写が好き。ナルニア国物語は、『馬と少年』がなぜか好きでした。アラビア風の世界を、馬二頭と少年と少女が旅する物語。馬が話す以外ではシリーズ中ではファンタジー色も薄くてルーシー達がほとんど脇役なのに、どっぷりはまったのは何故だったんだろうと今も不思議。あ、『ハリー・ポッター』のシリーズも好きでした。
映画
『天使にラブソングを』
『永遠と一日』
『戦場のピアニスト』
『耳を澄ませば』
『指輪物語』
トムが言葉にならないほど格好いい。
「滅びるのは今日ではない」という、アラゴルンの台詞は格好いいんですが、フロドが絶望しかかったときに、旅を終えた後の希望を語るトムの言葉が作中一番好きでした。
Wikipediaの紹介を読むと殊更惚れます。結局指輪物語の主人公は、トムだったんだと思います。
あまり映画化は好きではないのですが、指輪物語は、本で読んだことがなかったこともあって、映画を楽しめました。
ドラマ
『木更津キャッツアイ』
『ランチの女王』
『ヒーロー』
『僕の生きる道』
羅列です。生きた時代が分かりますね。
以上、私は作品を語る語彙力が無いことと、ミーハーなのだと言うことはよく分かります。好きです、しか言ってない気がします。私の家族がこれを読んだら、私が誰か分かってしまいそう。本棚を見ると人間が見えるってあながち間違ってはいませんが、貧乏人はダンボールや悪くすると靴箱にも本は詰まっていることを忘れてはなりません。
自動的に整理される四次元ポケットが欲しい。
先が見えてきた気がします。
ブログのデザインを変えました。
変えてすぐ元に戻したくなりましたが、多分慣れないせいです。
一つ印象に残った本や映画の話でも。
以前あげたことがあるものといくつか重複しているかもしれません。
小説
『今夜は眠れない』
宮部みゆきさんの本はほとんど全部読んでいますが、私が一つあげるとしたらこれか、探偵犬マサのシリーズでしょうか。『長い長い殺人』でしたっけ、財布が語る小説も好きでした。
『死神の精度』
伊坂幸太郎さんのお話で読み返したくなるのはこれかなあ。
全部無関係でなく、繋がっているところがいいのです。美容師のおばあさんに惚れてしまう。
『心地よく秘密めいたところ』
墓場の群像劇のような。作者の方が19歳で書いたとは思えません。
テーマは生と死、と言うと重々しすぎてこの物語には似合わない気がします。
あえて言うなら人生に疲れた男の俗世復帰まで……何かが違う。
『トリエステの坂道』
須賀敦子さん。
この方の文章が好きです。イタリアで暮らしたり旅したりする中での情景を描いたエッセー。
『ターン』、『リセット』、『スキップ』
時間を巡る物語。北村薫さんのお話は女性描写が本当にうまい。
あえて言うなら『ターン』が一番好きです。
『きらきらひかる』
江国香織さん、「くに」の変換がでない。
男性二人と女性一人、あまり見かけない三角関係。
主人公の女性の感じがいいんですよね。
『ブラック・ティー』
山本文緒さんの甘くない、でもきつすぎない、ほのかな優しさみたいなものがとてもいい。
この短編集が一番好きです。日常の小さな犯罪を犯す人々のお話。
『イン・ザ・プ-ル』
奥田英朗さん。正直、伊良部さんみたいな人が傍にいたら、人生はきっと楽しいだろうと思います。
お医者さんと、患者さんのどこか非日常的な話。
『クヮイェット・ルームへようこそ』
松尾スズキさん。人生に疲れて精神病院にいれられてしまう女性の話。
ところどころ何かがおかしいんだけれど、それでもほの明るいところが素敵。
『キッチン』『アルゼンチン・ババア』『TUGUMI』
どう生きたら、こんなふうに日常を切り取れるようになるんだろう。
初期のよしもとばななさんの話が特に好きです。
『一番初めにあった海』
大人になった主人公の友人が、木の花を持ってお見舞いに来るシーンと、昔木の元で彼女が話しているシーンが不思議なくらい好き。加納朋子さんは他に、『掌の中の小鳥』の短編集も好きです。
『夜は短し歩けよ乙女』
読むべき。大学生の男女の、なんとなく昭和の香りのする不思議な物語。
『プレゼント』
角田光代さんは他のお話を知らないのですが、この短編の赤ん坊の重さの出てくる話でなんだか泣いてしまいました。
『吾輩は猫である』
夏目漱石。これ、個人的には物語に入れたいです。ちょっと文章に慣れてしまえば猫に夢中になります。
『1973年のピンボール』、『風の歌を聴け』
1973年だっけ。村上春樹さんは羊男のシリーズが好きです。
『クリスマスカロル』
ディケンズはこれしか読んだことが無いです。どこかで、ディケンズを読むとおいしそうな食べ物を見ておなかがすくと目にして以来(『赤毛のアン』かな)、読むのを敬遠しています。
ひねくれたクリスマス大嫌い人間のおじいさんがクリスマスを祝うまでのお話。私はこういうおじいさん、結構好きです。
『赤毛のアン』シリーズ
そばかすのある、感受性の高い聡い少女のお話。多分一番好きかもしれません。プリンス・エドワード島に行ってみたい。ぜひ。『アンの青春』も面白いですが、なぜかあまり耳にしません。おばさん・おじさんが魅力的に見えるお話というのは総じて面白い気がします。
『ブラフマンの埋葬』
小川洋子さん。あえてあの不思議な生き物のお話。ブラフマンはトカゲだったのだろうか。『海』の短編集も好きです。
『いのちのパレード』『図書室の海』『クレオパトラの夢』『象と耳鳴り』
恩田陸さんの物語は結構読んでいるのですが、『月の裏側』と『禁じられた楽園』のようにどろどろした恐ろしい何かが前面に出ている話と、『夜のピクニック』のように現実に即して展開していく話とあって、私はその間を行く話が好きです。もっと短編を出して欲しいと思います。
物語
『魔法のカクテル』
小学生の頃好きでした。カラスと猫が魔法のカクテルを求めて奔走するお話。
あえてあんまり名前を聞かないものをあげましたが、
同じミヒャエル・エンデで『モモ』、『青い石の伝説』、『クレヨン王国と月のたまご』、『ゲド戦記』、『ナルニア国物語』、『童話物語』、『木陰の家の小びと達』、『鏡の国のアリス』、『銃とチョコレート』、『日曜日のパパとママ』、宮沢賢治の一連(銀河鉄道とか双子の星座の話とか)、記憶に残っているのはこれくらい。
後、題名が思い出せないもので、砂をひたすら掘っていたら現れた獏の様な姿の妖精に兄弟が願い事をかなえてもらう分厚い物語と、物語の中の騎士が日常に現れて少年の生活を引っ掻き回す痛快な物語があったのですが、名前がまるで思い出せません。なんだったかなあ。
ゲド戦記は、シリーズの最後の方でゲドが年老いていくところまで描かれていることが私としては新鮮でした。ゲドが海でさまよっているところと、闇の中を手探りで行くところの描写が好き。ナルニア国物語は、『馬と少年』がなぜか好きでした。アラビア風の世界を、馬二頭と少年と少女が旅する物語。馬が話す以外ではシリーズ中ではファンタジー色も薄くてルーシー達がほとんど脇役なのに、どっぷりはまったのは何故だったんだろうと今も不思議。あ、『ハリー・ポッター』のシリーズも好きでした。
映画
『天使にラブソングを』
『永遠と一日』
『戦場のピアニスト』
『耳を澄ませば』
『指輪物語』
トムが言葉にならないほど格好いい。
「滅びるのは今日ではない」という、アラゴルンの台詞は格好いいんですが、フロドが絶望しかかったときに、旅を終えた後の希望を語るトムの言葉が作中一番好きでした。
Wikipediaの紹介を読むと殊更惚れます。結局指輪物語の主人公は、トムだったんだと思います。
あまり映画化は好きではないのですが、指輪物語は、本で読んだことがなかったこともあって、映画を楽しめました。
ドラマ
『木更津キャッツアイ』
『ランチの女王』
『ヒーロー』
『僕の生きる道』
羅列です。生きた時代が分かりますね。
以上、私は作品を語る語彙力が無いことと、ミーハーなのだと言うことはよく分かります。好きです、しか言ってない気がします。私の家族がこれを読んだら、私が誰か分かってしまいそう。本棚を見ると人間が見えるってあながち間違ってはいませんが、貧乏人はダンボールや悪くすると靴箱にも本は詰まっていることを忘れてはなりません。
自動的に整理される四次元ポケットが欲しい。
(
2011/01/26)
無題
90話を更新しました。
主人公達より愛について語る脇役たちです。
ひたすら長いのは切りどころが分からなかったせいです。
なんだか何かにつけてやけに理屈っぽい話ばかりしているのは、私の駄目な性分がよく現れています。
それにしても、あと10話で100話ですね。
長い目次と仰々しくなった総文字数を見るとなんだか不思議な感じがします。そして章分けをとてもしたい。
そういえば、前話の中でどなたからもつっこまれなかったのですが、ライラックは本来四弁の花です。イヴが五弁の花のライラックを彫ったのは、五弁のライラックを見つけるのは幸運の証と言われるから、という理由です。花言葉にも意味はあります。
五弁のライラック。四葉のクローバーのようなものでしょうか。
そう言えばいつか春に、花びらが六つの桜の花を見つけたことがあります。
珍しいものを幸運の兆しと見るか、天変地異の前触れと見るかは国によって違って面白いですね。流星群が有名ですが、私のいるところはいつもその日は悪天候。流れ星も見たことがあまりないです。これをよく取るか、悪く取るか。
答えはお前の手の中にある。
シュレーディンガーの猫のよう。
……こんなふうに深夜に書いたことを後で見返すと猛烈に恥ずかしいに違いないと今から分かります。あんまり支離滅裂だからでしょうか。
主人公達より愛について語る脇役たちです。
ひたすら長いのは切りどころが分からなかったせいです。
なんだか何かにつけてやけに理屈っぽい話ばかりしているのは、私の駄目な性分がよく現れています。
それにしても、あと10話で100話ですね。
長い目次と仰々しくなった総文字数を見るとなんだか不思議な感じがします。そして章分けをとてもしたい。
そういえば、前話の中でどなたからもつっこまれなかったのですが、ライラックは本来四弁の花です。イヴが五弁の花のライラックを彫ったのは、五弁のライラックを見つけるのは幸運の証と言われるから、という理由です。花言葉にも意味はあります。
五弁のライラック。四葉のクローバーのようなものでしょうか。
そう言えばいつか春に、花びらが六つの桜の花を見つけたことがあります。
珍しいものを幸運の兆しと見るか、天変地異の前触れと見るかは国によって違って面白いですね。流星群が有名ですが、私のいるところはいつもその日は悪天候。流れ星も見たことがあまりないです。これをよく取るか、悪く取るか。
答えはお前の手の中にある。
シュレーディンガーの猫のよう。
……こんなふうに深夜に書いたことを後で見返すと猛烈に恥ずかしいに違いないと今から分かります。あんまり支離滅裂だからでしょうか。
(
2011/01/06)
無題
『王と細工師』89話更新しました。
主人公たちが欠片も出てこない話は久しぶりな気がします。しかも長い。脇役の話となると力がはいってしまう癖が抜けません。
次回もほとんどフィーたちは出てきません。ただ、イヴ編に入るので神官長やラエル(フィーと契約した虎猫)の過去の姿が出て来ます。
この作品の中で密かに心がけていることに、あまり人物名以外でカタカナを使わない、というのがあります。ライラックも、紫丁香花(むらさきはしどい)という言葉を遣うか、リラの花とするか、いろいろ迷いました。ビロードか天鵞絨か、ケトルか薬缶か、というのでもよく迷います。
薔薇の花がどう呼ばれようと、同じ姿で同じに香ると言いますが、薔薇・ばら・バラ・ローズ・Roseという字の形や音は、読む中で随分と違った印象があるとのではないかと思います。
そういう意味で、カタカナが嫌いなわけではないのですが、漢字やひらがなの方が好みのことが多いです。
あとは、カタカナを見た瞬間に人の名前とおおよそ判断できる方が読む上でのストレスが減るかなという狙いもあります。
漢字=厳格、重厚、真面目
ひらがな=まるい、優しい、易しい
カタカナ=軽やか、滑らか
個人的にこういうイメージがあるみたいです。ほとんど見かけで受ける印象そのまま。
句読点の打ち方、漢字の開き方や改行もそうですが、読みやすさを考えるといろいろなことが難しくて、ぐったりしてしまいます。どうやっても、最終的には年齢と好みの問題になってしまう気もするのですが……。
言葉は難しい。
主人公たちが欠片も出てこない話は久しぶりな気がします。しかも長い。脇役の話となると力がはいってしまう癖が抜けません。
次回もほとんどフィーたちは出てきません。ただ、イヴ編に入るので神官長やラエル(フィーと契約した虎猫)の過去の姿が出て来ます。
この作品の中で密かに心がけていることに、あまり人物名以外でカタカナを使わない、というのがあります。ライラックも、紫丁香花(むらさきはしどい)という言葉を遣うか、リラの花とするか、いろいろ迷いました。ビロードか天鵞絨か、ケトルか薬缶か、というのでもよく迷います。
薔薇の花がどう呼ばれようと、同じ姿で同じに香ると言いますが、薔薇・ばら・バラ・ローズ・Roseという字の形や音は、読む中で随分と違った印象があるとのではないかと思います。
そういう意味で、カタカナが嫌いなわけではないのですが、漢字やひらがなの方が好みのことが多いです。
あとは、カタカナを見た瞬間に人の名前とおおよそ判断できる方が読む上でのストレスが減るかなという狙いもあります。
漢字=厳格、重厚、真面目
ひらがな=まるい、優しい、易しい
カタカナ=軽やか、滑らか
個人的にこういうイメージがあるみたいです。ほとんど見かけで受ける印象そのまま。
句読点の打ち方、漢字の開き方や改行もそうですが、読みやすさを考えるといろいろなことが難しくて、ぐったりしてしまいます。どうやっても、最終的には年齢と好みの問題になってしまう気もするのですが……。
言葉は難しい。
(
2011/01/02)
無題
明けましておめでとうございます。
昨年は、お読みくださった方はもちろんのこと、応援のお言葉や拍手をくださった方、小説家になろうの方ではお気に入り登録やいつの間にか評価をしてくださった方、様々な人に支えられてなんとか挫けず続けることが出来ました。ありがとうございました!
今年もがんばります。
ひとまず、今年一番の抱負は風編を終わらせることです。
今までで一番長い部分になってしまいましたがそろそろ終盤に入って来ました。
自分自身の相変わらずの伏線の引き方と回収の下手さに涙しながらも、ようやく少し終わりが見えてきたのはとても嬉しい。
風編が終わったら、傭兵とチットの小話が入ったあと、火水土か水火土の順で寄り道をしつつ続きます。
故郷では雪が積もりました。毎日寒いですね。
暖房と離れがたい日々が続いています。
ここをお読みになった方もそうでない方も、風邪など召されませんよう、よい一年を過ごされますように。
昨年は、お読みくださった方はもちろんのこと、応援のお言葉や拍手をくださった方、小説家になろうの方ではお気に入り登録やいつの間にか評価をしてくださった方、様々な人に支えられてなんとか挫けず続けることが出来ました。ありがとうございました!
今年もがんばります。
ひとまず、今年一番の抱負は風編を終わらせることです。
今までで一番長い部分になってしまいましたがそろそろ終盤に入って来ました。
自分自身の相変わらずの伏線の引き方と回収の下手さに涙しながらも、ようやく少し終わりが見えてきたのはとても嬉しい。
風編が終わったら、傭兵とチットの小話が入ったあと、火水土か水火土の順で寄り道をしつつ続きます。
故郷では雪が積もりました。毎日寒いですね。
暖房と離れがたい日々が続いています。
ここをお読みになった方もそうでない方も、風邪など召されませんよう、よい一年を過ごされますように。
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