(
2011/02/09)
無題
ようやく現在に話が戻ってまいりました。
先が見えてきた気がします。
ブログのデザインを変えました。
変えてすぐ元に戻したくなりましたが、多分慣れないせいです。
一つ印象に残った本や映画の話でも。
以前あげたことがあるものといくつか重複しているかもしれません。
小説
『今夜は眠れない』
宮部みゆきさんの本はほとんど全部読んでいますが、私が一つあげるとしたらこれか、探偵犬マサのシリーズでしょうか。『長い長い殺人』でしたっけ、財布が語る小説も好きでした。
『死神の精度』
伊坂幸太郎さんのお話で読み返したくなるのはこれかなあ。
全部無関係でなく、繋がっているところがいいのです。美容師のおばあさんに惚れてしまう。
『心地よく秘密めいたところ』
墓場の群像劇のような。作者の方が19歳で書いたとは思えません。
テーマは生と死、と言うと重々しすぎてこの物語には似合わない気がします。
あえて言うなら人生に疲れた男の俗世復帰まで……何かが違う。
『トリエステの坂道』
須賀敦子さん。
この方の文章が好きです。イタリアで暮らしたり旅したりする中での情景を描いたエッセー。
『ターン』、『リセット』、『スキップ』
時間を巡る物語。北村薫さんのお話は女性描写が本当にうまい。
あえて言うなら『ターン』が一番好きです。
『きらきらひかる』
江国香織さん、「くに」の変換がでない。
男性二人と女性一人、あまり見かけない三角関係。
主人公の女性の感じがいいんですよね。
『ブラック・ティー』
山本文緒さんの甘くない、でもきつすぎない、ほのかな優しさみたいなものがとてもいい。
この短編集が一番好きです。日常の小さな犯罪を犯す人々のお話。
『イン・ザ・プ-ル』
奥田英朗さん。正直、伊良部さんみたいな人が傍にいたら、人生はきっと楽しいだろうと思います。
お医者さんと、患者さんのどこか非日常的な話。
『クヮイェット・ルームへようこそ』
松尾スズキさん。人生に疲れて精神病院にいれられてしまう女性の話。
ところどころ何かがおかしいんだけれど、それでもほの明るいところが素敵。
『キッチン』『アルゼンチン・ババア』『TUGUMI』
どう生きたら、こんなふうに日常を切り取れるようになるんだろう。
初期のよしもとばななさんの話が特に好きです。
『一番初めにあった海』
大人になった主人公の友人が、木の花を持ってお見舞いに来るシーンと、昔木の元で彼女が話しているシーンが不思議なくらい好き。加納朋子さんは他に、『掌の中の小鳥』の短編集も好きです。
『夜は短し歩けよ乙女』
読むべき。大学生の男女の、なんとなく昭和の香りのする不思議な物語。
『プレゼント』
角田光代さんは他のお話を知らないのですが、この短編の赤ん坊の重さの出てくる話でなんだか泣いてしまいました。
『吾輩は猫である』
夏目漱石。これ、個人的には物語に入れたいです。ちょっと文章に慣れてしまえば猫に夢中になります。
『1973年のピンボール』、『風の歌を聴け』
1973年だっけ。村上春樹さんは羊男のシリーズが好きです。
『クリスマスカロル』
ディケンズはこれしか読んだことが無いです。どこかで、ディケンズを読むとおいしそうな食べ物を見ておなかがすくと目にして以来(『赤毛のアン』かな)、読むのを敬遠しています。
ひねくれたクリスマス大嫌い人間のおじいさんがクリスマスを祝うまでのお話。私はこういうおじいさん、結構好きです。
『赤毛のアン』シリーズ
そばかすのある、感受性の高い聡い少女のお話。多分一番好きかもしれません。プリンス・エドワード島に行ってみたい。ぜひ。『アンの青春』も面白いですが、なぜかあまり耳にしません。おばさん・おじさんが魅力的に見えるお話というのは総じて面白い気がします。
『ブラフマンの埋葬』
小川洋子さん。あえてあの不思議な生き物のお話。ブラフマンはトカゲだったのだろうか。『海』の短編集も好きです。
『いのちのパレード』『図書室の海』『クレオパトラの夢』『象と耳鳴り』
恩田陸さんの物語は結構読んでいるのですが、『月の裏側』と『禁じられた楽園』のようにどろどろした恐ろしい何かが前面に出ている話と、『夜のピクニック』のように現実に即して展開していく話とあって、私はその間を行く話が好きです。もっと短編を出して欲しいと思います。
物語
『魔法のカクテル』
小学生の頃好きでした。カラスと猫が魔法のカクテルを求めて奔走するお話。
あえてあんまり名前を聞かないものをあげましたが、
同じミヒャエル・エンデで『モモ』、『青い石の伝説』、『クレヨン王国と月のたまご』、『ゲド戦記』、『ナルニア国物語』、『童話物語』、『木陰の家の小びと達』、『鏡の国のアリス』、『銃とチョコレート』、『日曜日のパパとママ』、宮沢賢治の一連(銀河鉄道とか双子の星座の話とか)、記憶に残っているのはこれくらい。
後、題名が思い出せないもので、砂をひたすら掘っていたら現れた獏の様な姿の妖精に兄弟が願い事をかなえてもらう分厚い物語と、物語の中の騎士が日常に現れて少年の生活を引っ掻き回す痛快な物語があったのですが、名前がまるで思い出せません。なんだったかなあ。
ゲド戦記は、シリーズの最後の方でゲドが年老いていくところまで描かれていることが私としては新鮮でした。ゲドが海でさまよっているところと、闇の中を手探りで行くところの描写が好き。ナルニア国物語は、『馬と少年』がなぜか好きでした。アラビア風の世界を、馬二頭と少年と少女が旅する物語。馬が話す以外ではシリーズ中ではファンタジー色も薄くてルーシー達がほとんど脇役なのに、どっぷりはまったのは何故だったんだろうと今も不思議。あ、『ハリー・ポッター』のシリーズも好きでした。
映画
『天使にラブソングを』
『永遠と一日』
『戦場のピアニスト』
『耳を澄ませば』
『指輪物語』
トムが言葉にならないほど格好いい。
「滅びるのは今日ではない」という、アラゴルンの台詞は格好いいんですが、フロドが絶望しかかったときに、旅を終えた後の希望を語るトムの言葉が作中一番好きでした。
Wikipediaの紹介を読むと殊更惚れます。結局指輪物語の主人公は、トムだったんだと思います。
あまり映画化は好きではないのですが、指輪物語は、本で読んだことがなかったこともあって、映画を楽しめました。
ドラマ
『木更津キャッツアイ』
『ランチの女王』
『ヒーロー』
『僕の生きる道』
羅列です。生きた時代が分かりますね。
以上、私は作品を語る語彙力が無いことと、ミーハーなのだと言うことはよく分かります。好きです、しか言ってない気がします。私の家族がこれを読んだら、私が誰か分かってしまいそう。本棚を見ると人間が見えるってあながち間違ってはいませんが、貧乏人はダンボールや悪くすると靴箱にも本は詰まっていることを忘れてはなりません。
自動的に整理される四次元ポケットが欲しい。
先が見えてきた気がします。
ブログのデザインを変えました。
変えてすぐ元に戻したくなりましたが、多分慣れないせいです。
一つ印象に残った本や映画の話でも。
以前あげたことがあるものといくつか重複しているかもしれません。
小説
『今夜は眠れない』
宮部みゆきさんの本はほとんど全部読んでいますが、私が一つあげるとしたらこれか、探偵犬マサのシリーズでしょうか。『長い長い殺人』でしたっけ、財布が語る小説も好きでした。
『死神の精度』
伊坂幸太郎さんのお話で読み返したくなるのはこれかなあ。
全部無関係でなく、繋がっているところがいいのです。美容師のおばあさんに惚れてしまう。
『心地よく秘密めいたところ』
墓場の群像劇のような。作者の方が19歳で書いたとは思えません。
テーマは生と死、と言うと重々しすぎてこの物語には似合わない気がします。
あえて言うなら人生に疲れた男の俗世復帰まで……何かが違う。
『トリエステの坂道』
須賀敦子さん。
この方の文章が好きです。イタリアで暮らしたり旅したりする中での情景を描いたエッセー。
『ターン』、『リセット』、『スキップ』
時間を巡る物語。北村薫さんのお話は女性描写が本当にうまい。
あえて言うなら『ターン』が一番好きです。
『きらきらひかる』
江国香織さん、「くに」の変換がでない。
男性二人と女性一人、あまり見かけない三角関係。
主人公の女性の感じがいいんですよね。
『ブラック・ティー』
山本文緒さんの甘くない、でもきつすぎない、ほのかな優しさみたいなものがとてもいい。
この短編集が一番好きです。日常の小さな犯罪を犯す人々のお話。
『イン・ザ・プ-ル』
奥田英朗さん。正直、伊良部さんみたいな人が傍にいたら、人生はきっと楽しいだろうと思います。
お医者さんと、患者さんのどこか非日常的な話。
『クヮイェット・ルームへようこそ』
松尾スズキさん。人生に疲れて精神病院にいれられてしまう女性の話。
ところどころ何かがおかしいんだけれど、それでもほの明るいところが素敵。
『キッチン』『アルゼンチン・ババア』『TUGUMI』
どう生きたら、こんなふうに日常を切り取れるようになるんだろう。
初期のよしもとばななさんの話が特に好きです。
『一番初めにあった海』
大人になった主人公の友人が、木の花を持ってお見舞いに来るシーンと、昔木の元で彼女が話しているシーンが不思議なくらい好き。加納朋子さんは他に、『掌の中の小鳥』の短編集も好きです。
『夜は短し歩けよ乙女』
読むべき。大学生の男女の、なんとなく昭和の香りのする不思議な物語。
『プレゼント』
角田光代さんは他のお話を知らないのですが、この短編の赤ん坊の重さの出てくる話でなんだか泣いてしまいました。
『吾輩は猫である』
夏目漱石。これ、個人的には物語に入れたいです。ちょっと文章に慣れてしまえば猫に夢中になります。
『1973年のピンボール』、『風の歌を聴け』
1973年だっけ。村上春樹さんは羊男のシリーズが好きです。
『クリスマスカロル』
ディケンズはこれしか読んだことが無いです。どこかで、ディケンズを読むとおいしそうな食べ物を見ておなかがすくと目にして以来(『赤毛のアン』かな)、読むのを敬遠しています。
ひねくれたクリスマス大嫌い人間のおじいさんがクリスマスを祝うまでのお話。私はこういうおじいさん、結構好きです。
『赤毛のアン』シリーズ
そばかすのある、感受性の高い聡い少女のお話。多分一番好きかもしれません。プリンス・エドワード島に行ってみたい。ぜひ。『アンの青春』も面白いですが、なぜかあまり耳にしません。おばさん・おじさんが魅力的に見えるお話というのは総じて面白い気がします。
『ブラフマンの埋葬』
小川洋子さん。あえてあの不思議な生き物のお話。ブラフマンはトカゲだったのだろうか。『海』の短編集も好きです。
『いのちのパレード』『図書室の海』『クレオパトラの夢』『象と耳鳴り』
恩田陸さんの物語は結構読んでいるのですが、『月の裏側』と『禁じられた楽園』のようにどろどろした恐ろしい何かが前面に出ている話と、『夜のピクニック』のように現実に即して展開していく話とあって、私はその間を行く話が好きです。もっと短編を出して欲しいと思います。
物語
『魔法のカクテル』
小学生の頃好きでした。カラスと猫が魔法のカクテルを求めて奔走するお話。
あえてあんまり名前を聞かないものをあげましたが、
同じミヒャエル・エンデで『モモ』、『青い石の伝説』、『クレヨン王国と月のたまご』、『ゲド戦記』、『ナルニア国物語』、『童話物語』、『木陰の家の小びと達』、『鏡の国のアリス』、『銃とチョコレート』、『日曜日のパパとママ』、宮沢賢治の一連(銀河鉄道とか双子の星座の話とか)、記憶に残っているのはこれくらい。
後、題名が思い出せないもので、砂をひたすら掘っていたら現れた獏の様な姿の妖精に兄弟が願い事をかなえてもらう分厚い物語と、物語の中の騎士が日常に現れて少年の生活を引っ掻き回す痛快な物語があったのですが、名前がまるで思い出せません。なんだったかなあ。
ゲド戦記は、シリーズの最後の方でゲドが年老いていくところまで描かれていることが私としては新鮮でした。ゲドが海でさまよっているところと、闇の中を手探りで行くところの描写が好き。ナルニア国物語は、『馬と少年』がなぜか好きでした。アラビア風の世界を、馬二頭と少年と少女が旅する物語。馬が話す以外ではシリーズ中ではファンタジー色も薄くてルーシー達がほとんど脇役なのに、どっぷりはまったのは何故だったんだろうと今も不思議。あ、『ハリー・ポッター』のシリーズも好きでした。
映画
『天使にラブソングを』
『永遠と一日』
『戦場のピアニスト』
『耳を澄ませば』
『指輪物語』
トムが言葉にならないほど格好いい。
「滅びるのは今日ではない」という、アラゴルンの台詞は格好いいんですが、フロドが絶望しかかったときに、旅を終えた後の希望を語るトムの言葉が作中一番好きでした。
Wikipediaの紹介を読むと殊更惚れます。結局指輪物語の主人公は、トムだったんだと思います。
あまり映画化は好きではないのですが、指輪物語は、本で読んだことがなかったこともあって、映画を楽しめました。
ドラマ
『木更津キャッツアイ』
『ランチの女王』
『ヒーロー』
『僕の生きる道』
羅列です。生きた時代が分かりますね。
以上、私は作品を語る語彙力が無いことと、ミーハーなのだと言うことはよく分かります。好きです、しか言ってない気がします。私の家族がこれを読んだら、私が誰か分かってしまいそう。本棚を見ると人間が見えるってあながち間違ってはいませんが、貧乏人はダンボールや悪くすると靴箱にも本は詰まっていることを忘れてはなりません。
自動的に整理される四次元ポケットが欲しい。
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