(
2010/05/10)
無題
あまりに小説の展開で思い悩むと夢に出ます。
夢の中では皆、私の悩みなどそ知らぬ顔で楽しそうに冒険していて、悔しくなります。
最近は描写のレーティングを考えさせられることが多いです。恋愛に関する描写はともかく(…)、どこまで行くと残酷描写の注意をつけなければならないのか。『王と細工師』にも流血描写はいくつかあって、あれは大丈夫かとひやひやしています。これからの描写に関してもびくびくしています。
長い作品ですので、レーティングは最初の通り、全年齢で書き続けたいものです。そうなると書き直しが必要な部分も出てくるかもしれなくて、申し訳なく感じています。
年齢制限は、それで犯罪を防ぐのにいいというならしょうがないことです。
ただ、少し思うことがあります。人は切られれば血が出るし、痛みを感じます。自分も他人も同じです。それを想像力で知ることができるなら、文字で学ぶことができるなら、それで人を傷つけないで済むこともあるのではないかということです。
これから表現というものを「大人」が適切だと判断した限りで縛っていく中から、子どもはどんなふうに性や暴力について学び、育っていくのでしょう。単純に臭いものには蓋を、というような考えではよくない気がしますし、難しい問題だな、と思います。
PR
この記事にコメントする
カレンダー